米国防総省がマヨラナ量子ビットの研究を行う6大学チームに750万ドル(約9.2億円)を授与
今回の受賞は、米国国防総省の学際的大学研究イニシアチブ(MURI)によって、New York大学(NYU)のJavad Shabani教授を中心に、Yale大学、Buffalo大学、Maryland大学、Pittsburgh大学、Illinois大学Urbana-Champaign校の6大学の研究チームが獲得したものだ。「トポロジカルに保護された量子情報のためのマヨラナ量子ビットへの新たな道」と名付けられている。
理論的には、マヨラナベースのトポロジカル量子ビットは、他のタイプの量子ビットよりも優れたノイズ耐性と、はるかに低いエラー率を持つ可能性がある。先月、Microsoftがマヨラナ・ゼロモードと、測定可能なトポロジカルギャップを持つ量子相の生成と維持に成功したことをレポートした。
本賞の詳細については、NYUのプレスリリースを、また、国防総省のMURIでは、2022年度に学術機関に授与された28の基礎研究賞の一つとして本プログラムが掲載されている。
※参考
◆NYUのプレスリリース
https://www.eurekalert.org/news-releases/948298
◆国防総省のMURI
(翻訳:Hideki Hayashi)