英Strathclyde大学、総予算96万ポンド(約1.5億円)の2つの量子プログラムを主導
最初のプログラムは、宇宙量子技術の国際ネットワークで、4つの産業パートナーを含む13カ国37人のメンバーからなるコンソーシアムが、衛星を利用した量子安全通信と地球観測を開発するという。宇宙空間での放射線環境、自律・遠隔操作、衛星のサイズ・重量・電力の制限など、量子技術を宇宙に投入するための技術的な課題に取り組む予定だ。このプログラムは、UK Research and Innovation(UKRI)の一部である英国工学・物理科学研究評議会(EPSRC)から、48万ポンド(約7,500万円)の予算で提供される。
2つ目のプログラムは、「原子量子センサーの微細加工に関する国際ネットワーク」である。こちらのプログラムでは、ヘルスケア、ナビゲーション、金融、通信、セキュリティなどへの応用が期待される、次世代の小型量子センサを開発していく。このプログラムもUKRIの資金援助を受けており、予算は48万ポンド(約7,500万円)だ。
これら2つの量子関連の寄与に関する追加情報は、こちらのStrathclyde大学Webサイト上のニュースリリースで確認できる。
※参考
◆Strathclyde大学Webサイト上のニュースリリース
(翻訳:Hideki Hayashi)