RigettiとZapataが提携、Rigettiの量子クラウドサービス(QCS)にZapataのソフトウエアを統合


Zapata Computing社は以前から、Rigetti社のプロセッサをサポートしてきたが、今回の提携により、さらに緊密となる統合を実現し、改良を加えることになった。


現在、実行される量子プログラムの多くは、結果をえるために、古典と量子のハイブリッドであり、両方のリソースを使用する必要がある。そのためリソース間のインターフェイスの効率が重要であり、特定のプログラムの実行時間全体に大きな影響を与えてしまう。今回の開発では、量子アプリケーションの構築・展開のための Zapataの統一プラットフォームである Orquestraを、Rigettiの量子クラウドサービス(QCS)と直接統合する予定である。特定のハイブリッドプログラムを実行するために、古典と量子のプロセッサは何千回もデータを交換しなければならない。しかしこの統合により、交換速度が向上し、ユーザにとっては全体的な待ち時間が短縮されることになった。量子プロセッサの量子ビットの較正は、時間とともにドリフトする傾向があるため、この遅延の改善は、ソリューションの品質向上という興味深い副次的効果も期待できる。プログラムの実行時間を短くすることで、ドリフトの量も最小限に抑えることができるということだ。また、ソフトウェアを統合することで、エラー軽減を目的としたコンパイラ・ツールチェーンの最適化や自動化が可能になり、その他のメリットも得られるという。このコンパイラ・ツールチェーンの統合機能は、2022年第2四半期に、ユーザに提供予定となっている。


詳細については、ZapataのWebサイトに掲載されている本パートナーシップの発表文をリンクしておく。



※参考


◆Zapata

https://www.zapatacomputing.com/


◆Rigetti

https://www.rigetti.com/


◆ZapataのWebサイト

https://www.zapatacomputing.com/news/rigetti-compilation-toolchain/



(翻訳:Hideki Hayashi)

提供:Quantum Computing Report