Rigetti社とAmpere社、クラウドネイティブのハイブリッド量子・古典コンピュータの開発で提携


Ampere社は、Intel の元社長が設立した、クラウド・ネイティブな高性能マイクロプロセッサを開発する企業である。


同社の主力製品「Altra Max」は、最大128個のArm v8.2コアを搭載し、最大周波数3.0GHz、128レーンの高速PCIe Gen4と8×72 ECC保護DDR4 3200メモリをサポートする製品だ。本サイトの読者ならご存じのように、量子コンピュータと高性能な古典コンピュータを組み合わせて、QAOAやVQEなどの量子・古典ハイブリッドアルゴリズムを実現することが、量子工学業界の大きなトレンドである。両社は、Rigetti QPUとAmpere Altra Maxを統合し、機械学習などのハイブリッドクラウドプロセッサの導入に最適なソリューションを提供することに合意した。また、Rigettiの量子コンピュータシミュレーションソフトウェアを Ampereの Altra Maxプロセッサで動作するように最適化することにも合意している。このシミュレーションソフトにより、量子プログラムを作成したユーザーは、実際の量子コンピュータで実行する前に、高性能な古典コンピュータ上でその特性評価やデバッグを行うことが可能となっている。シミュレーションでは、最終的に量子コンピュータで実行できるような大規模な問題は扱えないかもしれませんが、それでも古典コンピュータが扱える範囲でも、アルゴリズムをテストする上で有用だろう。これには高性能な古典計算が必要である。数十量子ビットのプログラムをシミュレーションする場合でも、古典コンピュータでは多くの処理能力が必要なのだ。


この提携発表のプレスリリースを下記の参考に記しておく。



※参考


◆Ampere

https://amperecomputing.com/


◆Rigetti

https://www.rigetti.com/


◆提携発表のプレスリリース

https://www.globenewswire.com/news-release/2022/02/16/2386276/0/en/Rigetti-and-Ampere-Announce-Strategic-Partnership-to-Develop-Cloud-native-Hybrid-Quantum-Classical-Computers.html



(翻訳:Hideki Hayashi)

提供:Quantum Computing Report