QuantinuumとIBM:Cambridge QuantumのIBM Quantum Hubの拡張と、Quantinuumに対するIBMの財務投資の追加を発表
2020年7月、Cambridge Quantum Computing社(現在Quantinuumの傘下)は、IBM Q Networkのハブに選ばれた最初のスタートアップ企業であることを発表した。両社は今回、新たな合意を得たと発表した。内容は、IBMが直近で発表した127量子ビットプロセッサーを含む量子コンピューティングシステムに、顧客のアクセスをより容易にすることである。Quantinuumのもう一つのパートである 旧Honeywellは、独自のイオントラップ・ベースの量子プロセッサーを持っている。これは、多くのクライアントニーズをサポートするために、IBMが提供する超伝導プロセッサーを含む、幅広いプロセッサーへのサポートを提供するというCambridge Quantumの戦略を継続していくものだ。
また、IBMは2020年2月に、Cambridge Quantumに資本参加することを発表していた。Cambridge QuantumがQuantinuumに合併された今、IBMの株式は新会社に移され、両社は今回、この以前の投資にIBM Venturesを加えることを新たに発表した。今現在、Quantinuumは、Honeywell、IBM、JSRという3つの重要な戦略的株主を有している。
この2つの案件に関するQuantinuum社の発表は、同社のホームページで公開されているプレスリリースから確認できる。
※参考
◆Quantinuumのホームページで公開されているプレスリリース
(翻訳:Hideki Hayashi)