Multiverse社、Singularity QuantumソフトウェアプラットフォームにFair Price Moduleを追加


以前のニュースで、Multiverse社が、ExcelのスプレッドシートからQC問題を入力できる量子ソフトウェアプラットフォーム「Singularity」を発表したことをお伝えした。そこでは、このソフトウェアに、IonQのイオントラップ型プロセッサのサポートをパッケージ化したことも追記した。


同社は今回、このプラットフォームに、株式ポートフォリオの公正価格を計算する新たなモジュールを追加したと言う。現状これらの計算は、スーパーコンピュータ上でプログラムを動作させている。何万というサンプルデータを見て、24時間以上にわたり実行しなければならないものだ。サンプル数は少ないと精度が落ちるので、減らすことはできない。実験では、量子計算と古典計算を4,000サンプルに制限して行い、結果、量子計算の方が37%~43%精度の向上が示された。このアルゴリズムは、量子振幅推定を用いた Gordon-Shapiro モデルの新規実装で、平均値を推定する。


このFair Priceソリューションの詳細については、Multiverse社が発表したニュースリリースを参照、またこのアルゴリズムを使用したビデオデモ、アルゴリズムの技術論文(ArXiv)も下記のリンクから確認できる。



※参考


◆Multiverse社が発表したニュースリリース

https://www.eurekalert.org/news-releases/940584


◆アルゴリズムを使用したビデオデモ

https://www.youtube.com/watch?v=suVh7OLd5Ks


◆アルゴリズムの技術論文

https://arxiv.org/abs/2111.14970#:~:text=We%20present%20an%20algorithm%20which,of%20the%20Gordon-Shapiro%20formula.



(翻訳:Hideki Hayashi)

提供:Quantum Computing Report

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