IBM、量子ボリュームの性能を128から256に向上

 IBMは、数年前に量子ボリュームと呼ばれる性能指標を確立している。量子ビットの数と確実に計算できる量子ビットゲート層の数に基づいて、量子プロセッサの相対的な性能を特徴付けるものだ。同社は過去5年間、以下のように量子プロセッサの性能を着実に向上させてきている。


Chart Showing History of Quantum Volume Increases. Credit: IBM


 Pragueと呼ばれるプロセッサは、FalconR10ファミリーの27量子ビットプロセッサで、最新の改良が加えられている。このプロセッサは、8量子ビット、gate depth8のテスト回路で成功したことを意味する256の量子ボリュームの性能を測定した。以前の主役であったMontrealは、7量子ビット、gate depth7の回路で到達した128の量子ボリュームであった。


 Pragueプロセッサの改善点には、より高速で忠実なゲートを組み込んだ新しい設計の実装と、スペクタクルエラー(近くの他の量子ビットのゲート操作によって引き起こされる量子ビットの妨害)の減少が含まれる。IBMはまた、この設計で2量子ビットのゲートの忠実度を向上させ、多くの量子ビットが99.9%のレベルに近づいてる。まだIBM Quantumサービスのページに、このプロセッサのすべての技術的パラメータはまだ掲載されていない。掲載された時には、読者が他のベンダーのプロセッサと性能を比較できるように、これらの詳細をQubit Qualityページに追加する予定だ。


 詳しくは、IBMのホームページのブログを参照。



(翻訳:Hideki Hayashi)

提供:Quantum Computing Report

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