Quantum Brilliance社, Fraunhofer研究機構, Ulm大学: ダイヤモンドベースの量子マイクロプロセッサを研究する1,990万ユーロ(約25.5億円)のプロジェクトで共同研
このプロジェクトの資金は、BMBF(ドイツ連邦教育研究省)から74.8%の提供を受ける予定だ。活動内容は、ダイヤモンド基盤(高純度・高品質)の成長プロセスを高じることと、ダイヤモンド(NVセンターともよばれる)量子ビットのスケーラブルアレイを作成するための精密な製造技術を開発することである。他に重要となるのは、マルチプロセッサノードを持つ量子コンピュータにおいて、量子ビットの初期化、入出力、制御メカニズムの開発が挙げられる。Quantum Brilliance社は、2019年に設立され、オーストラリアのキャンベラとドイツのシュトゥットガルトに拠点を持つ、豪独の量子コンピュータハードウェア企業で、ソフトウェアとアプリケーションツールを含むフルスタックでサポートされたダイヤモンド量子アクセラレータを提供している企業だ。古典的なスーパーコンピュータとの連携に、小型で常温動作する量子加速器の開発に取り組んでいる。
本プロジェクトの詳細は、Quantum Brillianceのプレスリリースに詳しい。
※参考
◆BMBF
https://www.bmbf.de/bmbf/en/home/home_node.html
◆Quantum Brilliance社
https://quantumbrilliance.com/
◆Quantum Brillianceのプレスリリース
https://www.eurekalert.org/news-releases/940602
(翻訳:Hideki Hayashi)