ColdQuanta、Riverlane、ウィスコンシン大学マディソン校が、プログラム可能な中性原子量子コンピュータでアルゴリズム実証に成功

 プログラミング可能な中性原子量子コンピュータの開発は、超伝導やイオントラップに比べ遅れているが、この技術に将来性を見出す声も大きい。長いコヒーレンス時間、同一量子ビットの特性、柔軟なスケーリングの可能性などが理由である。しかし、このプロセッサーで、量子アルゴリズムが実際に実行されたという論文は発表されていないようだ。


 しかし今回、ColdQuanta、Riverlane、ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームが、3種類のアルゴリズム実装に成功した。ウィスコンシン大学のAQuAという6量子ビットのプロセッサに、絡み合ったグリーンベルーガー・ホーン・ツァイリンガー(GHZ)状態の準備、量子位相推定、量子近似最適化アルゴリズム(QAOA)に関して。


 現在は、6量子ビットプロセッサとして、古典コンピュータには及ばない。しかしこの技術は、将来敵に古典コンピュータを凌駕し、量子的な優位性をもたらす、より大規模で強力な量子コンピュータの基礎を形成することができるだろう。実際、ColdQuantaは、より大規模な100量子ビットのマシンを準備しており、今年後半にはクラウドアクセスを提供する予定で、AQuAテストベッドからの学習が利用される予定である。


 なお、今回の中性原子プロセスでのアルゴリズム実証実験に関する詳細は、プレスリリース、arXivに掲載されたプレプリント論文、およびNatureに掲載された論文を確認してほしい。



(翻訳:Hideki Hayashi)

提供:Quantum Computing Report