Classiq、最適な回路作りを競うコーディングコンテストを開催
Classiqは、4種類の量子プログラミング問題を用意し、問題に応じて、最少のゲートレベルまたは最少の2量子ビットゲート数を用いて、問題を満たす回路を作れるかというコーディングコンテストを発表した。量子ビットの数などの制約がある量子コンピュータで、何がどこまでできるのか、を示すことが目的である。
このコンテストでは賞金25,000ドル(約320万円)が用意され、3つのカテゴリーに分けて授与される。第1部門は1位、2位、3位を表彰し、4つの問題に対してそれぞれ3,000ドル、1,500ドル、500ドルの金額が設定されてる。第2部門は18歳以下の若者を対象とし、各1,000ドルの賞金が2つ。第3部門は、最も独創的なソリューションを対象とし、各1,000ドルの賞金が3つ授与されることになっている。受賞者は、希望により賞品の贈呈先をチャリティーに指定することができる。
4つの問題の構成:
カックロ:制約充足問題
マルチコントロールXゲートの分解
ハミルトニアン・シミュレーション
対数正規分布状態
コンテストへの応募登録はすでに始まっており、2022年6月5日午後11時59分(日本時間)までに応募を完了しなければならない。Classiqからは、受付開始初日ですでに80名の登録があったようだ。つまりこれは、人気のあるコンテストになりそうである。
その他の情報は、Classiqのサイトに掲載されたコンテストのお知らせ、より詳細なコンテストの説明と登録ページ、そして条件を記載した別のページを確認してほしい。
(翻訳:Hideki Hayashi)