Classiq社、ユーザーが独自の機能モデルを統合できるソフトウェアの新バージョンを発表
Classiq社は、イスラエルに拠点を置く量子ソフトウェア企業で、高レベルの機能モデルを、自動的に最適化されたゲート回路に変換するソフトウェアを提供している。同社が目指すのは、アルゴリズムの設計者が高レベルの機能モデルを作成し、最適化された量子ゲートにコンパイルすることだ。このアプローチは、現在の数十億個のトランジスタを搭載したコンピュータを設計する際に用いられる方式に類似している。これにより、アルゴリズム設計の生産性が向上し、特にハードウェアプロセッサの量子ビット数が増え続ける中で、ソフトウェア開発の生産性向上を見込むことができる。
これまでアルゴリズム設計者は、Classiqより提供された機能しか使用することができなかったが、新しいリリースでは、独自の新しい機能をブロック化し結合することが可能になった。一例として、Classiqエンジンは、モンテカルロ・シミュレーションなどで使用する標準関数として、ガウス分布や対数正規分布を提供しているが、ユーザーが異なる確率分布関数(パレート分布など)を使用したい場合、Classiqプラットフォームで、独自に機能ブロックを定義できるようなった。
ソフトウェアとこの新機能に関する詳細は、以下のニュースリリースを参照。
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(翻訳:Hideki Hayashi)