AWS、NVIDIAのcuQuantumを利用したXanadu's PennyLaneによる組込みシミュレータを追加。

 昨年、NVIDIAがcuQuantum と呼ばれる量子シミュレーション・プラットフォームの開発を発表したことを記事にした。このプラットフォームは、同社のGPUを使用して、標準的なマイクロプロセッサでシミュレーションを実行した場合と比較し、その性能を大幅に向上させることができるものであった。


 その後、XanaduはPennyLane用に、cuQuantumを使用したGPUアクセラレーションシミュレータ「lightning.gpu」を開発した。現在Amazon Web Services(AWS)は古典/量子ワークロードをサポートするモジュール「Amazon Braket Hybrid Jobs」で、この組み合わせに対応している。これにより、変分量子固有値解法(VQE)、量子近似最適化アルゴリズム(QAOA)、量子機械学習(QML)などのハイブリッドアルゴリズムの超高性能かつエラーフリーのシミュレーションをサポートすることが可能になる。


 量子アルゴリズム開発者は、シミュレータを使い、様々な量子アプリケーションのプログラムを開発・シミュレーションし、より強力な量子プロセッサが利用できるようになれば、それらのプログラムの大規模インスタンスを完全な量子プロセッサに移行することができるようになるだろう。ユーザーの複雑さを軽減するために、Amazon’s Braket softwareは自動的にコードを並列化し、複数のGPUで計算を実行できるようにして、レイテンシーが改善される。この機能は、AWSの他の回路シミュレータと比較し、量子シミュレーションのコストと性能の両方を下げることになる。


 新機能に関する追加情報は、AWS Webサイトのブログ記事(こちらこちら)に解説されている。



(翻訳:Hideki Hayashi)

提供:Quantum Computing Report