米国の量子技術に関する予算:委員会が2022年度に10.6%増の8.77億ドル(約1,000億円)を提案

米国科学技術員会の量子情報科学小委員会は、2022年度(FY2022:2021/10/01 ~ 2022/09/30)に、量子技術に関する政府予算、8.77億ドル(約1,000億円)にすることを提案した。2021年度の支出推定7.93億ドル(約900億円)から約10.6%の増加となる。



U.S. QIS R&D Budget Split Between NQI and Other Programs



U.S. QIS R&D Budgets by Program Component Area (PCA)



上のグラフに示されているように、予算の約半分は、2018年12月に可決されたNQIA(National Quantum Initiative act)によるもので、総資金額は12億7500万ドル(約1,450億円)、残りはさまざまな種類の政府プログラムによるものである。

2番目のグラフは、QSENS(量子センシング)、QCOMP(量子コンピューティング)、QNET(量子ネットワーキング)、QADV(基礎科学推進のQIS)、QT(量子技術)への資金の分配を示している。これらの資金は、NIST(国立標準技術研究所)、NSF(国立科学財団)、DOE(エネルギー省)、DoD(国防総省)、NASA(米国航空宇宙局)、NSA(国家安全保障局)、IARPA(情報高等研究計画局)など複数の米国政府機関によって使用される予定だ。


量子情報科学小委員会は、政府から支援されるプログラムの詳細を示す予算書を公表した。この後予算は、米国議会と大統領の承認を得る必要があるため、分配は変更される可能性がある。しかしこの文書は、米国が支援する量子技術プログラムの概要をよく示している。

「National Quantum Initiative Supplement to the President's FY 2022 Budget(2022年度大統領予算に対する国家量子計画補足文書)」というタイトルで、Quantum.govのサイトで公表されている。



※参考


◆Quantum.govのサイト

https://www.quantum.gov/wp-content/uploads/2021/12/NQI-Annual-Report-FY2022.pdf



(翻訳:Hideki Hayashi)

提供:Quantum Computing Report




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