AWS、Amazon Braketのハイブリッドジョブを発表、またQuEra社とOxford Quantum Circuits社を新たに追加してBraketサービスのハードウェアプロバイダに

現在開発されている量子アプリケーションの多くは、古典コンピュータと量子コンピュータのハイブリッドで解を求めている。使用されているアルゴリズムの例としては、QAOA(量子近似最適化アルゴリズム:Quantum approximate optimization algorithm)、およびVQE(変分量子固有値ソルバー:Variational Quantum Eigensolver)などがある。一般的にハイブリッドのそれぞれのプロセッサ間で、データを何百回、何千回とやり取りする反復処理が必要になる。ユーザー自身が手動でこれを管理するのは非常に面倒で時間もかかるので、Amazon Braket Hybrid Jobs機能はこれを自動化し、ユーザーの手間を減らし、プログラムを実行するための全体的な実行時間を短縮させる。

IBMも古典-量子間のインターフェースを簡素化し、合理化するのに役立つ同様の機能に取り組んでいる。この分野に関しては、IBM Quantum Summitの最近のレポートでいくつか紹介している。


またAmazonは「re:Inventカンファレンス」において、AWSは、QuEra社とOQC(Oxford Quantum Circuits)社の2社を、AWS Braketサービスのハードウェア・プロバイダーとして今後数ヶ月のうちに追加することを発表した。両社は、サービスに参加していたIonQ、Rigetti、D-Waveに加わることになる。QuEraのマシンは、リュードベリ原子技術をベースにした、クラウド上で利用できる初の量子コンピュータになる。OQCのシステムは、Lucyと呼ばれ、8量子ビットの超伝導量子コンピュータで、Braketに接続される最初のヨーロッパのシステムに。2022年2月には、Braketのユーザに対し、提供開始予定になっている。


これらに関する追加情報は、Amazonの「re:Inventカンファレンス」の録音で見ることができ、来週カリフォルニア州サンタクララで行われる「Q2Bカンファレンス」でさらに多くの情報を聞くことができるだろう。


※参考

◆IBM Quantum Summitの最近のレポート

https://quantumcomputingreport.com/ibms-seven-announcements-at-the-ibm-quantum-summit/


◆Amazon Braket Hybrid Jobs機能の詳細

https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/introducing-amazon-braket-hybrid-jobs-set-up-monitor-and-efficiently-run-hybrid-quantum-classical-workloads/


◆Amazon re:Inventカンファレンス

https://virtual.reinvent.awsevents.com/login/


◆QuEra社

https://www.quera.com/


◆OQC(Oxford Quantum Circuits)社

https://oxfordquantumcircuits.com/


◆Q2Bカンファレンス

https://q2b.qcware.com/


(翻訳:Hideki Hayashi)

提供:Quantum Computing Report